STU48 菅原早記 評判記

「さっきーこと菅原早記」
菅原早記、平成13年生、STU48の第一期生。
STU48では7人目の卒業者となる。比較的、早期離脱に数えられ、メディアにおける情報量は極端に少ないが、デビューから卒業するまで、ほとんど毎日、ファンとの交流を重ねており、内実に乏しいというわけでもない。
卒業の報に合わせて、作り手から「ムードメーカー」と評された。この点が、このアイドルの紅一点ということになるだろうか。他人の喜びや悲しみを自分の感情に取り替えて発せられる喜怒哀楽の表情は、避けようもなく共感的である。歌も上手い。どんな曲でも、持ち歌でなくても、そつなくこなすだけの確かな技量をそなえている。ファンの前で最後に披露した歌がNGT48の『Maxとき315号』だった点も面白い。
ムードメーカーであることの代償だろうか、内面をさらけ出す機会に乏しかった。アイドルになったことで、STUの一員になったことで、自分の知らない自分を知ることができた、と卒業に際し語っているが、そうした心の動きを言葉にしてあらわす場面に、現役時は恵まれなかったようである。また、耽美に陥り、ある日突然、アイドルの相貌が様変わりし、昨日と今日では別人のように感じてしまうという落胆を、ファンに与えてもいる。
総合評価 43点
辛うじてアイドルになっている人物
(評価内訳)
ビジュアル 7点 ライブ表現 12点
演劇表現 5点 バラエティ 12点
情動感染 7点
STU48 活動期間 2017年~2019年