STU48 兵頭葵 評価

STU48

兵頭葵(C)STU48公式サイト

「青い向日葵」

兵頭葵、平成13年生、STU48の第一期生。
さっぱりした気性の持ち主で、ファンに向ける顔、科白はきわめてアクチュアル、隙がない。良心的な人物でもあり、とくに仲間との絆を自覚した際にみせる仕草にはこころを揺さぶられるものがある。しかし現時点では特筆すべき物語は一つも見あたらない。デビューしてすでに3年経つが、話題に乏しい。ガールズバンド「青い向日葵」での活動をみてわかるとおり、自己の得意とするジャンルのなかでのアイドル活動を叶える、恵まれた境遇を手繰り寄せるアイドルの一人だが、未だそれを自身が演じるアイドルのアイデンティティにするような場面は描けていない。
「大好きな人」から「無謀な夢は覚めることがない」までの期間に”船”にのこる決断をしたメンバーは、ファンとある種の信頼関係を構築することに成功した、とうかがうものの、彼女の場合その心地よい枠組みから一歩も外に出ないままでいるようにみえる。たとえば、自身のファンに向け、アイドルになる以前の日常の思い出を丁寧にみじかいセンテンスで伝え、間断なくあたらしい情報が積まれていく光景、これは、徐々にアイドルの輪郭が描かれていくようで充実していて魅力的だと感じる。だが一方では彼女特有の機械的な丁寧さの所為でエピソードのすべてがただの情報の羅列にみえなくもない。ファンがアイドルに対して妄執する余地が残されていない、あるいは妄執しようとする気持ちになれない、と云ってしまったら乱暴に映るが、長時間眺めていても「なるほど、そういう人なんだね」という所感しかうまれない。要は、想像力を刺激する驚きがない。現在のSTU48に所属するアイドル(第一期生とドラフト三期生)の面々は、並大抵の勇気や覚悟ではくぐり抜けることができない境遇を通過した猛者だと想像する。兵頭葵もその一人に含まれるわけだから、当然、どこかの段階でアイドルとしてのブレークスルーを描くのだろう、という期待感や予感はたしかにあるのだが。

 

総合評価 49点

辛うじてアイドルになっている人物

(評価内訳)

ビジュアル 11点 ライブ表現 12点

演劇表現 9点 バラエティ 9点

情動感染 8点

STU48 活動期間 2017年~

 

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