AKB48 吉岡沙葵 評判記

AKB48

吉岡沙葵(C)AKS

「元カフェっ娘」

吉岡沙葵、昭和59年生、AKB48の第四期生。
22歳でデビューしている。4期の最年長であり、1期の最年長・宇佐美友紀とは同級にあたる。また、篠田麻里子が有名だが、吉岡沙葵も元カフェっ娘(AKB劇場に併設されたカフェ「48’s Cafe」の売り子)である。ちなみにこのカフェっ娘からAKB48の正規メンバーに昇格したアイドルはたったの3人しかいない(篠田麻里子、大堀恵、小原春香の3名)。つまり第一期研究生(AKB48劇団研究生)としてグループの門を開いた吉岡は正規メンバーに昇格することなくアイドルを卒業した、あるいは辞退した、ということになる。
このひともまた、飯沼友里奈同様、情報に乏しい。曖昧な情報を頼りに想像を膨らませるしか術はない。

吉岡は、カフェの従業員として働く時間のなかですでにある程度、グループのファンから注目されていたようだ。誕生日には生誕祭も開かれたらしい。しかし結局アイドルとしての物語はそこで終わっている。同じ4期研究生である飯沼友里奈金子智美、小塚里菜、渡辺茉莉絵らと同時期にあるいは同日付でアイドル活動に終止符を打っているから、セレクション審査によって夢を破断した、とみるべきだろう。
夢の破断に際し、22歳という年齢がどのような作用・影響を及ぼしたのか、想像するほかにないが、現在のシーンならば、その是非はともかく、22歳でアイドル、これはまだまだアイドルとしての可能性を探求できる年齢だ。だが、当時のシーンにおいては事情が異なる。20歳を過ぎてもなお10代の夢見る少女たちと同じ制服を着てステージに立つ、これはなかなか現実感覚を受け切るのにハードルが高かった。ステージ裏で鏡の前に立ち、自身の姿を眺め、制服が似合わない、と嘆く。現実感覚による自縛によって夢の世界からの卒業を決意した、と述懐するアイドルは多い。ただ吉岡の場合、劇場のステージにすら立てていないから、そうした屈託を抱えるとすればレッスン上であったはずだ。同期にはまだ10歳の少女(藤本紗羅)もいた。アイドルをまさしく青春と引き換えにして演じようとする少女たちの汗のかがやきを目の当たりにして、屈託が芽生えてしまったのかもしれない。また作り手にその戸惑いを見抜かれてしまったのかもしれない。

 

総合評価 32点

アイドルの水準に達していない人物

(評価内訳)

ビジュアル 7点 ライブ表現 6点

演劇表現 6点 バラエティ 6点

情動感染 7点

AKB48 活動期間 2007年~2007年

 

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