AKB48 ヤンキーロック 評価

「真っ暗な青春」
今回はロックがテーマ。以下、転載。
楽曲が、マジすか学園シリーズをとおして安易な自己模倣に陥っていると感じる。これは裏を返せば、テーマ、コンセプトを明確に定めている、と云えるかもしれない。ラップ調の曲をアイドルに歌わせるのと同様に、アイドルにヤンキーの立ち居振る舞いをとらせるのは、少女たちにアイドルという自分とは別の存在を演じきるための覚悟の要求をしているのだろう。だから、準備された歌詞も徹底的に”ダサイ”。きっと、だれよりもはやく、この”ダサイ世界”にのめり込めれば、かつての松井玲奈のようにスリムチャンスをものにすることができるはずだ。しかし、このようなきわめて内側の事情をファンがどこまで許容するべきなのだろうか、という疑問は拭えない。もちろん、提供された楽曲が、アイドルの現在とリンクしているのであれば、許容は容易いのだが。(百合を咲かせるか?評価より)
総合評価 33点
人に聴かせる水準に達していない作品
(評価内訳)
楽曲 5点 歌詞 3点
ボーカル 10点 ライブ・映像 7点
情動感染 8点
歌唱メンバー:内山奈月、大島涼花、大和田南那、加藤玲奈、小嶋真子、白間美瑠、須田亜香里、高橋朱里、谷真理佳、松村香織、向井地美音、矢倉楓子
作詞:秋元康 作曲:chalaza 編曲:野中“まさ”雄一