乃木坂46 岩瀬佑美子 評価

乃木坂46

 

「ハイウェイ」

21歳でデビューし、22歳で卒業する。アイドルとしての活動期間は短い。現在の乃木坂46において活動1年、22歳で卒業を決心するというのは、どちらも早すぎる決断と映るが、当時のグループにそのような雰囲気はほとんどなかった。例えば、相楽伊織が卒業発表をした時のような意外性の存在は皆無であったと記憶している。

卒業理由を改めて考察、批評することに意義などはまったく無いし、理由を知るすべもない。
当たり前だが、感情の数を数えることなどできない。きっと、だいたい百個くらいの理由があったのだろう。

僕が旅に出る理由はだいたい百個くらいあって
ひとつめはここじゃどうも息も詰まりそうになった
ふたつめは今宵の月が僕を誘っていること
みっつめは車の免許とってもいいかな なんて思っていること

(くるり「ハイウェイ」)

場所や境遇は様々だけれど、数あるアイドルの卒業スピーチのなかでも、岩瀬佑美子の言葉はアイドル史に銘記されるべきスピーチとなった。彼女の言葉がどれだけの時間の経過に耐えるのか、わからない。だが乃木坂46の1期生たちが2期生や3期生には無い鮮度と輝き、アイドル界において独特な魅力を湛えている理由を、それを言葉に表して説明するのならば、岩瀬佑美子のスピーチを、彼女との約束を守っているからだ、と云える。

「これからもっと悔しい事とか辛い事とか納得いかない事がたくさんあると思うけど、でも、それでもみんな今の気持ちのまま、今のピュアな気持ちのまま良い意味で大人にならないで、そのままの純粋なきみたちでいてください」

(乃木坂ってどこ「笑顔、そして涙の岩瀬佑美子卒業式」)

少女だった1期生たちが、岩瀬佑美子が卒業した時の年齡を次々と超えていくという、ある種のパラドックスともよべるこの現象は、彼女たちにどのような影響を与えるのか。与えたのか。このようなテーマを残した岩瀬佑美子の功績は称賛に値するだろう。

 

総合評価 57点

問題なくアイドルと呼べる人物

(評価内訳)

ビジュアル 13点 ライブ表現 13点

演劇表現 7点 バラエティ 7点

情動感染 17点

 

乃木坂46 活動期間 2011年~2012年

評価点数の見方