乃木坂46 左胸の勇気 評判記

「勇気は左の胸に」
楽曲、歌詞について、
センターポジションで踊るのは畠中清羅。
デビューシングルのカップリング楽曲ということだけあって、アイドルの扉をひらいたばかりの少女に、アイドルを演じる日々に対する「励まし」を書いている。かつ、やがておとずれる本物の順位闘争に向けた、覚悟の要求にもきこえる。AKB48に培った作詞家・秋元康の経験がうまく活かされている、と感じる。なによりも、この楽曲を構成するメンバーが、表題曲の歌唱メンバーに選ばれなかったメンバーである点、つまりは乃木坂46の「アンダー」と「アンダー楽曲」が誕生した瞬間だという点こそ、『左胸の勇気』のアイデンティティと云えるだろう。楽曲の命題と合致し壺にはまっており、まさしく、乃木坂46のアンダーの原点と呼べる。
楽曲そのものも聴き減りしない質をそなえている。
総合評価 61点
再聴に値する作品
(評価内訳)
楽曲 14点 歌詞 13点
ボーカル 9点 ライブ・映像 12点
情動感染 13点
歌唱メンバー:畠中清羅、安藤美雲、伊藤寧々、伊藤万理華、岩瀬佑美子、衛藤美彩、柏幸奈、川後陽菜、斎藤ちはる、中元日芽香、永島聖羅、深川麻衣、樋口日奈、宮澤成良、大和里菜、若月佑美、和田まあや
作詞:秋元康 作曲:小内喜文 編曲:佐々木裕