SKE48 北川綾巴 評価

SKE48

北川綾巴さん(@ryoha1009)がシェアした投稿

「バスケットボールから空気が抜けるときのように」


アイドルを応援する醍醐味はやはり「成長(物語)の共有」だろう。しかし、そのコンテンツを至高とするとき、ある種の危険性を孕むことになる。それは、アイドルが多様な人間と交錯し成熟することによって損なわれる「キャラクター」のことだ。
成長したアイドルは、より多くのファンを獲得するために、普遍的思考に陥る。そして、人間を提供する替わりとして、形はさまざま、それぞれと異なるが、「美」を提供し始める。北川綾巴も例外ではなかった。

かつてカメラの前で立ち竦んで俯いてばかりだったアイドルが、数年後には自らすすんで「美」を提供している。打ちっぱなしコンクリートを背景にファッションショーをくり広げている。SKE48の未来を担う存在という命題に対する能動的な自覚が「美の追求」へと転化したようだ。しかし、その綺麗に飾られた薔薇は棘が削ぎ落とされている。まるで、バスケットボールから空気が抜けるときのように、たいせつな何かが損なわれてしまっている。

「これからもっと悔しい事とか辛い事とか納得いかない事がたくさんあると思うけど、でも、それでもみんな今の気持ちのまま、今のピュアな気持ちのまま良い意味で大人にならないで、そのままの純粋なきみたちでいてください」

(乃木坂ってどこ「笑顔、そして涙の岩瀬佑美子卒業式」)

これは乃木坂46・岩瀬佑美子の卒業スピーチである。月日が経ちどれだけのメンバーがこの素晴らしい科白を心に留めて活動しているのか、わからない。だが、今日の乃木坂46の飛躍のファクターとして、この岩瀬佑美子のイデオロギーがたしかに、そこに生きているのではないかと、どうしても思いを馳せてしまうのだ。

Parting shotにて、美への追求、耽美主義という姿勢に対するひとつの答えを示すことに成功した。

 

総合評価 68点

アイドルとして活力を与える人物

(評価内訳)

ビジュアル 15点 ライブ表現 13点

演劇表現 13点 バラエティ 13点

情動感染 14点

 

SKE48 活動期間2014年~
評価更新履歴 2018/7/4  演劇表現 10→13

評価点数の見方