AKB48 高橋朱里 評価

AKB48

高橋朱里さん(@1003_j)がシェアした投稿

「なぜAKBはかくも幼稚になったのか」


アイドル・高橋朱里は現在では稀有となった、矜持を含んだグループ愛、という精神の持ち主である。パトリオティズムと呼んでもいいだろう。これはグループの立ち上げ時などの黎明期を体験したアイドルに備わる精神でもある。しかし、高橋朱里は第12期生である。アイドル史に銘記されるようなトップアイドルから、朝露のように儚く消え去ったアイドルまで、彼女たちの歴史の上に自身が立っている自覚を、確かなイデオロギーを、高橋朱里からは未熟ながらも感じ取ることが出来る。

現在のAKBグループを見渡すと、冗談話にすらならないほど、アイドルが幼稚化している。
アイドルコンテンツとしての質の低下も著しい。清楚さや儚さなど露程もみせないし、ファンと成長の共有を喜ぶという姿勢すら皆無である。
自ら進んで量産型フィギュアという型に収まり、商品棚にキレイに配置されていく。それが没個性ではなく個性的だと確信している。そこに切った張ったの闘争心など存在しない。これを幼稚化と言わず何と表現できるのか。

「本来の個性というのは「縦」の個性でなければならない。自分より、強いもの、大きいものとぶつかり、圧倒され、抗い、コテンパンに叩きのめされながら育まれていくものこそが、本当の個性の名前に値するのだ。より高く、より強く、より洗練されたものへと向かっていこうとする意志だけが、人に独自なものを与えるのである」

(福田和也「「なぜ日本人はかくも幼稚になったのか」」)

高橋朱里はこの「縦の個性」をもっている数少ないアイドルである。
ただし、現状はコテンパンに叩きのめされて、そのままそこで終わってしまっているのだが。
誇りと責任こそがアイドルに豊穣な物語を書かせる原動力となるのかもしれない。

 

総合評価 66点

アイドルとして活力を与える人物

(評価内訳)

ビジュアル 12点 ライブ表現 12点

演劇表現 15点 バラエティ 13点

情動感染 14点

 

AKB48 活動期間 2011年~

評価点数の見方