けやき坂46 期待していない自分 評価

日向坂46(けやき坂46), 楽曲

(C) 走り出す瞬間 ジャケット写真

「いつも僕だけ一人 うまくいかないのは なぜ?」

歌詞、楽曲について、

この楽曲の目的は、平易に満ちた表現や感情の描く思考を転換させる、ぐるっと大地を回すみたいに潜在意識を書き換える試みであるようにおもう。「結果」とは、次々と私たちの目の前に提出される。その「結果」を変えるためには、「現在進行中の自分」が当たり前のように感じ、受け入れている「正解」を、それが「不正解」であると認めなければならない。慣習化された行為を一から見直さなければならない。もし「現在」の自分が成功していないのであれば、それは過去の自分の行動選択、思考選択が間違っていたのだ、と素直に認められる人間は少ないはずだ。かれら彼女らが、青空に「期待していない自分」という表現にたどり着くには、潜在意識の存在を明確に視界に捉え、その頭を掴んで歩む方向を180度変えてやる、カチッと音が鳴る切り替え=転換が必要になる。
このようなモノローグ、啓蒙が「僕(アイドル)」をどこまで、あたらしい境地に導けるのかはわからない。しかしグループの「現在」に対し、コンセプト、タイミング、どちらもピタリとハマった楽曲だと感じる。ライブ空間で繰り返し披露されることで物語の共有性が深化し、グループのマスターピースになり得る楽曲ではないか、と想像する。

ミュージックビデオについて、

アイデアがあまりにも貧弱すぎる。アイドルの個性やキャラクターを表現し、伝えるために、まさかアイドルの特技をそのままもってくるとは、呆れてものも言えない。日常との倒錯が狙いにあるのだとしても、日本の街中でバスケットボールを持って歩く(しかも、ドリブルまでしてしまう)ことの滑稽さを、観客はどのようにして受け止めるべきか。「サイレントマジョリティー」の映像作品において、映像作家である池田一真は、横断歩道にアイドルを横一列に並ばせたが、あの数秒の光景だけで、観者に、”ここからなにかがはじまる”という「胎動」をたしかに投げつけた。これが本物のアイデアである。

 

総合評価 74点

現在のアイドル楽曲として優れた作品

(評価内訳)

楽曲 17点 歌詞 15点

ボーカル 19点 ライブ・映像 7点

情動感染 16点

歌唱メンバー:井口眞緒、潮紗理菜、柿崎芽実、影山優佳、加藤史帆、齊藤京子、佐々木久美、佐々木美玲、高瀬愛奈、高本彩花、東村芽依、金村美玖、河田陽菜、小坂菜緒、富田鈴花、丹生明里、濱岸ひより、松田好花、宮田愛萌、渡邉美穂

作詞: 秋元康 作曲:kyota.  編曲:生田真心

 

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