SKE48 あの頃の君を見つけた 評判記

SKE48, 楽曲

(C)あの頃の君を見つけたジャケット写真

「あの頃の君を見つけた」

楽曲、歌詞について、

SKE48の28枚目シングル。センターには研究生の林美澪が立つ。
圧倒的な主人公であった松井珠理奈が卒業した直後に12歳の研究生が表題曲のセンターに立つ、というのは非常に良く出来たストーリー展開に見える。鮮烈的で求心力がある。強く希求される。
実際にあたらしい主人公を眺めてみると、なるほど、たしかに逸材に見える。林美澪という少女の「奇跡」を一言で言い表すならば、SKEっぽさをしっかり持っているのにビジュアルが良い、という点だろう。美しく、精悍なアイドルといった印象。なにかの間違いでビジュアルの良い少女がSKE48への扉をひらいてしまった、といったイメージは一切なく、その横顔はむしろ宿命的なものを投げつけている。SKE48でこそ輝き飛翔できるアイドルに映る。SKE48は2009年にデビューしたアイドルグループだが、28枚目のシングルにしてようやく、『オキドキ』以降確立されたグループの特質に合致する逸材に出会えたわけだ。
あの頃の君を見つけた、と大胆にも記してしまった作詞家の気持ちもよくわかる。こういうタイトルが書けるのは作詞家・秋元康だけだろう。これが青春映画のタイトルのように響くのは、アイドルを前にして物語を意識的に作ろうとしているからではなく、作詞家が青春の反復を試みることによってなんらかの過去=すでに語られた物語が立ち現れ鼓動するからである。

古畑奈和あるいは須田亜香里「センター」によって入り込んだ混迷から一気に脱却した感がある。今後に期待。

 

総合評価 54点

聴く価値がある作品

(評価内訳)

楽曲 11点 歌詞 13点

ボーカル 8点 ライブ・映像 9点

情動感染 13点

歌唱メンバー:林 美澪、青海ひな乃、井上瑠夏、北川愛乃、野村実代、荒井優希、江籠裕奈、大場美奈、日高優月、古畑奈和、浅井裕華、鎌田菜月、熊崎晴香、佐藤佳穂、末永桜花、菅原茉椰、須田亜香里、髙畑結希

歌詞:秋元康 作曲:デレク・ターナー 編曲:武藤星児

 

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