NMB48 だってだってだって 評価

NMB48, 楽曲

(C)だってだってだって ジャケット写真

「だってだってだって」

歌詞、楽曲について、

新型コロナウイルス感染症の影響を受け、円盤の発売日が延長され、特典を「握手会」から「オンライン個別お話し会」に変更するなど、あたらしい取り組みが行われた実験的な楽曲。グループアイドルがコロナ禍をどう生き抜くか、という意味ではグループの歴史においても重要な位置を占める。
センターポジションに立つのは、梅山恋和、山本彩加の2人。ともに初センター。こちらは実験的というよりも満を持しての登場と表現すべきだろうか。「モニカ、夜明けだ」でもっとも惹かれたのが梅山恋和だが、表題曲のセンターとして”再会”できた、これには心躍るものがある。やはり、アイドルにとってもっとも重要視すべきなのはビジュアルだ。彼女は、この事実に邂逅を落とし込んでくれる。
歌詞については、系譜やクリシェに拘っているのか、知らないが、「オーマイガー!」からはじまり、習作としか評価しようがない詩情をくり返し用いられても辟易するだけである。

ミュージックビデオについて、

2人の主人公が同じ1人の男子に恋する姿を、劇中劇を通して描いている。想いを寄せる彼の前で、演劇という自己の意思とは関係のない行動をとっていく少女の姿を、歌詞に書かれた、恋をするとどうして自分の本心とは真逆の行動を選択してしまうのだろう、といった「青春の書」へと重ね合わせる考察や解釈が置かれている。構図そのものはそれなりにアイデアがあっておもしろい。だが、劇中劇とは、フィクションという非日常のなかで、日常と非日常を演じ分けなければならない。当然、作り手には高い作家性が求められ、演者には高い演技力が求められる。今作品を眺めた限りでは、それを作り上げるだけの水準には達していないようにみえる。

 

総合評価 55点

聴く価値がある作品

(評価内訳)

楽曲 12点 歌詞 8点

ボーカル 13点 ライブ・映像 12点

情動感染 10点

歌唱メンバー: 梅山恋和、加藤夕夏、川上千尋、小嶋花梨、貞野遥香、渋谷凪咲、上西怜、白間美瑠、新澤菜央、原かれん、南羽諒、村瀬紗英、安田桃寧、山本彩加、横野すみれ、吉田朱里

歌詞:秋元康 作曲:藤田克洋、N-Gram 編曲: 藤田克洋、N-Gram

 

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