AKB48 会いたかった 評判記

「会いたかった」
歌詞、楽曲、ライブ表現について、
AKB48のメジャデビュー楽曲。センターは前田敦子。
真っ赤なカーペットの上で踊る少女たち。熱心でポジティブ。屈託を圧しころし曖昧さの付け入る隙を作らない少女たちのその笑顔は、観客を架空の世界から現実に押し出し、その直後、もう一度元の場所へ引き込む。だからアイドルファンになった彼らは、「アイドル」のより深いところに没入してしまった。前田敦子を、大島優子を、自身が応援すると決心したアイドルをより深く愛してしまった。少女の持つ「夢」に献身する姿勢、夢と理想に結ばれた絆は、アイドルとファンの距離感の喪失、という金字塔を打ち立てる。会いたかった、このフレーズは平成のアイドルシーンを映すイコンになった。
総合評価 90点
アイドル史に銘記されるべき作品
(評価内訳)
楽曲 18点 歌詞 17点
ボーカル 17点 ライブ・映像 18点
情動感染 20点
歌唱メンバー:秋元才加、板野友美、梅田彩佳、大江朝美、大島麻衣、大島優子、小野恵令奈、河西智美、小嶋陽菜、小林香菜、篠田麻里子、高橋みなみ、戸島花、中西里菜、成田梨紗、野呂佳 代、前田敦子、松原夏海、峯岸みなみ、宮澤佐江
作詞:秋元康 作曲:BOUNCEBACK 編曲:田口智則、稲留春雄