AKB48 森杏奈 評価

AKB48

「甦る過去」


森杏奈はAKB48の9期生である。
当時のAKB48にとって「第9期」とは、グループの新章、第2巻とでも呼べばいいのか、そのような存在であった。実際に揃えられたメンバーのほとんどが、その期待に恥じない資質を持ち、まさに「黄金世代」と呼んでも過褒ではない「期」となった。その9期に於いて「森杏奈」の存在感はきわめて突出しており、後にグループを代表するメンバーへと成長する横山由依、島崎遥香を凌ぐ資質の持ち主であったと表現しても良い。
 

厳しい訓練生活を共にした兵士が、仲間が、戦場で次々と銃弾に倒れてしまうのを呆然と眺めるように、次世代候補、エースと呼ばれ、グループの未来を担うべき人材として将来を嘱望されたアイドル達が朝露のように儚く、ステージの上から去っていった時代。きっと、自由意志を尊重するように見せかけた、例えば新選組の表面を模倣したようなルール、そういうものを標榜することがカッコイイという幼稚な感性が作り上げた拙い「掟」のようなものがあったのだろう。もちろん、その環境に順応し、生き抜いた者たちには特別な称賛を与えなければならない。しかし、マネージメントの範疇で護れるべ きモノを護ることができないのであれば、必然的にグループは衰退の一途を辿るしかない。それは恥ずべき顛末と云えるだろう。


総合評価 63点
アイドルとして活力を与える人物

(評価内訳)
ビジュアル 18点 ライブ表現 11点

演劇表現 9点 バラエティ 10点

情動感染 15点

 

・AKB48  活動期間 2009年~2011年

評価点数の見方