乃木坂46 もしも心が透明なら 評判記

「もしも心が透明なら」
楽曲、ミュージックビデオについて、
『君に叱られた』のカップリング曲。
スタイリッシュな作品、ということなのだろうか。シック、エロスがある。とくに中村麗乃の表情が素晴らしい。現在の乃木坂46にしかできないこと、を試みているようにみえる。その点は好印象。
だが、コンセプトがどうだとか、なにが伝えたいとか、なにを表現するかとか、そういった高尚な企図をもつことも大事なのだろうけれど、まず、なによりも音楽そのものを魅力的に作り込まなければならないだろう。私の認識がたしかならば、音楽とは”聴いてたのしむもの”だったはずだが。今作品には音楽としての魅力がまったく宿っていないようにおもう。聴き減りする、聴き減りしない、といった話題にすら立てていない。アイドルの踊りも冗談にしか見えない。
総合評価 34点
人に聴かせる水準に達していない作品
(評価内訳)
楽曲 3点 歌詞 12点
ボーカル 4点 ライブ・映像 10点
情動感染 5点
作詞:秋元康 作曲:山本加津彦 編曲:山本加津彦、千葉”naotyu-“直樹