AKB48 仲俣汐里 評判記

「スイス生まれの秀才」
仲俣汐里、平成4年生、AKB48の第十期生。
「スイス生まれの秀才」と呼ばれ、その名に恥じず、グループ在籍中に早稲田大学への合格を果たす。『AKB48でもわかる経済の教科書』なる経済書の出版も叶えている。睡眠時間を3時間に削り、アンダーとして劇場の舞台に立ちつつ、受験勉強にも取り組む。惜しみない努力をファンに提示している。その「努力」は大したものだが、それがアイドルとしての魅力につなげられているかと言うと、やや返答に窮する。努力家だけに、自分の感情を処理することに精一杯だったのか、言葉に意識的である反面、ユーモアに著しく欠けていた点が、ファンの関心を遠ざけたのかもしれない。前にも後ろにも道があるという情況が、少女の身内から儚さを奪い、感心は買うけれど、関心を貰うことはないアイドルを、完成させてしまったのかもしれない。
言葉・文章に意識的な少女だけあって、演劇の才にも秀でていたが、可能性を示すにとどまっている。
総合評価 47点
辛うじてアイドルになっている人物
(評価内訳)
ビジュアル 9点 ライブ表現 8点
演劇表現 13点 バラエティ 10点
情動感染 7点
AKB48 活動期間 2010年~2013年