AKB48 藤島マリアチカ 評判記

AKB48

藤島マリアチカ(C)スクランブルエッグ

「ハートの誓い」

藤島マリアチカ、平成2年生、AKB48の第三期生。
加入オーディション通過後、内部オーディション=セレクション審査において不合格となる。アイドルとしての活動期間は、わずか16日。3週間足らずで少女の魅力の何たるかを見抜くことが果たして可能なのか、という疑問を、あくまでもファン感情のなかで抱かなくもないが、当時のシーンを眺めるに、そうした感情はどこにも拾うことができなかった。セレクション審査を舞台とした問題を表面化し、多くのアイドルファンの同情を買ったのは8期の佐野友里子になるはずだが、問題そのものは、藤島マリアチカなど、3期登場時を萌芽とする。
卒業・辞退後は、ガールズロックバンドを組み、そのボーカルとして青春を謳歌している。たとえば千葉の街、地下一階にあるライブハウスで「人生なんてさ 後悔だらけだ」と、頼りなく不安定だが、しかしたしかに自分の声で、自分の手の届く距離に立つ、わずかに首を揺らし音楽に酔おうと試みる数人の観客に向かってギターを弾きながら歌をうたう彼女の姿を、アイドルとしての可能性のごときを、メディアを通し目撃することができる。

 

総合評価 35点

アイドルの水準に達していない人物

(評価内訳)

ビジュアル 6点 ライブ表現 11点

演劇表現 6点 バラエティ 6点

情動感染 6点

AKB48 活動期間 2006年~2006年