STU48 近藤ありす 評判記

「クイッター・アイドル」
近藤ありす、平成15年生、STU48の第二期生。
HKT48・5期生オーディションなど、数々のアイドルオーディションを経てSTU48に加入。デビュー当時は、「アイドル」に向けてならば誰よりも力強い執念をもっていると自負するくらい、活力にあふれ出た少女というイメージを打ち出していた。だが結局、デビューからわずか5ヶ月で活動の辞退を決めている。
どんな仕事でもそうだが、見るのとやるのとではまったく違うということだろう。ファンに勇気を与えたいと、多くの少女が一様に、口を揃えて言うが、ではそもそもなぜファンに勇気を与えたいと思い立ったのか、その理由と、その理由をファンに結びつけるように語る、言葉や立ち居振る舞い、つまりビジュアルに説得力のあるアイドルは、ほとんどいない。この点が一つ、トップアイドルになれるかどうかの、岐路になるのだろう。
夢というのは現実を遥かに凌ぐちからをもっているが、その夢が現実に敗北してしまうという事態を、今日のアイドルシーンにあっては数多く、目撃することになる。そうしたリアリティの部分にどのような価値があるのかはわからないが、近藤ありすもまた、そのような光景を描き出している。
総合評価 30点
アイドルの水準に達していない人物
(評価内訳)
ビジュアル 5点 ライブ表現 6点
演劇表現 6点 バラエティ 7点
情動感染 6点
STU48 活動期間 2019年~2020年