乃木坂46 生田絵梨花 評判記
「現代アイドルの最高到達点」
生田絵梨花、平成9年生、乃木坂46の第一期生であり、5代目センター。
まさしく「傑物」であり、現代のアイドルシーンを代表する人物である。ドイツのデュッセルドルフ生まれ、特技はピアノ、という格別な”お嬢様感”と、それを清楚に逸れないユーモアに変えてしまうこの人の存在感は、乃木坂46が標榜する「リセエンヌ」の象徴にとどまらず、もはやエコールにすらなっている。
グループアイドルとして、舞台女優として枯れることのない意欲、規格にはまらず勇ましく挑戦する探究心、アイドルの宿命を貫く豊かな想像力、優雅さに添えられる自己愛と奔放、つまりキャリア確立に成功したアイドルでありながら、なおも夢に向かい成長しつづける姿勢を可能にする稀有な資質の持ち主であり、特筆すべきは、この群青色をしたイノセンスの数々を”奇跡との遭遇”へと結実させ、なおかつ、アイドル自身がそれに対し惜しみなく歓喜する点だろう。奇跡への実感をファンの眼前で”ありのままに”提示する果敢さ、ディスタンクシオンこそ、生田絵梨花を現代アイドルの最高到達点へ押し上げた要因である。
総合評価 91点
アイドル史に銘記されるべき人物
(評価内訳)
ビジュアル 17点 ライブ表現 18点
演劇表現 20点 バラエティ 18点
情動感染 18点
乃木坂46 活動期間 2011年~2021年