AKB48 野口玲菜 評判記

AKB48

野口玲菜(C)スクランブルエッグ

「ルーザーズ」

野口玲菜、平成5年生、AKB48の第三期生。
早期離脱者でもなければ、中堅、ベテランとも呼べない。13歳でデビューし、進学を機に15歳で卒業する。一部、熱烈なファンを得たようではあるが、夢を支えられるまでには至らなかったようである。日増しに機能化されていくグループからはじき出されたルーザーズの一人だとする声もある。
ライブパフォーマンスは、そのいずれも陽気で、とりわけ『青春ガールズ』を踊る野口は活力にあふれ出ていた。ポジティブに生きる、ということに意識的な少女で、舌足らずな日常風景の可笑しさをそのまま楽曲に持ち込み披露することが、功を奏している。そうやって、出せるかぎりの自己の資質を出しきってみせても、ライバルたちには一歩も二歩も及ばなかったのだから、当時のAKBの序列闘争の熾烈さが見て取れる。

 

総合評価 47点

辛うじてアイドルになっている人物

(評価内訳)

ビジュアル 8点 ライブ表現 12点

演劇表現 8点 バラエティ 11点

情動感染 8点

AKB48 活動期間 2006年~2009年