AKB48 三木にこる 評判記

AKB48

三木にこる(C)オリコンニュース

「伝説の8期生」

三木にこる、平成7年生、AKB48の第八期生。
アメリカ合衆国出身のハーフ、という触れ込みが功を奏し、8期生のなかでは石井彩夏に次ぐ注目株であった。AKB48としては、わずか8ヶ月しか活動していない。研究生セレクションにおいて失格し、正規メンバーに昇格することなくアイドルの物語に幕を閉じている。ゆえに「アイドル」と真に呼ぶことはできないが、セレクション合否告知後、彼女との別れを惜しむファンの声が情報として確かに残っているのを眺めるに、なにも持たない少女、というわけでもなさそうである。卒業・辞退後、「伝説の8期生」なる見出しの下で、当時、8期生が直面した悪夢について、メディアをとおして、アイドルへの名残を打ち出しつつ、語っている。
グループの伝統を守るために、オーディション合格直後の、まだまだ未熟である少女をさらなる内部オーディションをもってふるいにかけることの是非。伝統を守ろうとする意志が、あたらしい才能の出現を拒み、むしろグループの衰退をまねくのではないか、という問い。また一方で、才能をもたない少女にアイドルを諦めさせることでシーンの減退を止める、その手段として、一定のハードルのもと、セレクション審査が行われてしかるべきではないか、三木の言葉は、つまり8期の存在は、尽きない問いかけを生んでいる。

 

総合評価 32点

アイドルの水準に達していない人物

(評価内訳)

ビジュアル 8点 ライブ表現 6点

演劇表現 6点 バラエティ 6点

情動感染 6点

AKB48 活動期間 2009年~2009年