AKB48 佐藤夏希評判記

「耽美的であればあるほど平凡に見える」

佐藤夏希、平成2年生、AKB48の第二期生。
人気、知名度、いずれも乏しい。グループにおける端役に終始した。けれどそうしたメンバーであってもプロデューサーである秋元康とかなり距離の近い場所でかかわり合っている点、宮澤佐江など幾人かの盟友をもつ点など、成長期のAKB特有のエピソードを備えるところに、かろうじて存在感を見いだせるだろうか。
耽美に傾倒したことで多少なりともファンを手放してしまった人物でもある。今日のアイドルシーンではとくにめずらしくもない話だが、佐藤が現役だった当時では、それなりに話題にされたようである。平凡なアイドルだから耽美に陥ってしまう、耽美的であればあるほど平凡に見える、という少女たちの苦悩を図らずも示している。

総合評価　48点

辛うじてアイドルになっている人物

（評価内訳）

ビジュアル　7点　ライブ表現　12点

演劇表現　10点　バラエティ　12点

情動感染　7点

AKB48　活動期間　2006年～2012年