STU48 田村菜月 評判記

STU48

田村菜月(C)音楽ナタリー

「ディスアラインメント」

田村菜月、平成14年生、STU48の第二期生。
門脇実優菜を想起させるそのビジュアルどおり、デビュー当時、2期の中では比較的ダンスの魅力に優れた少女だというイメージを打ち出した。公開オーディションでは若者の等身大の素顔をユーモアとして映し、好評を得た。だが、大成しなかった。『風を待つ』以降、踊りに心血を注ぐグループ作りに励んできたSTU48が、またそのとおり踊りの才能に秀でたメンバーにスポットライトをあててきたSTU48が、いつのまにか、闘争の場をファンとのコミュニケーション、言わばファンサービスに転向し、ファンにどれだけ上手く媚を売れるのか、自嘲にかられながらアイドルを演じるというところに前進していったことを、田村の挫折の内にかいま見ることが可能。

 

総合評価 45点

辛うじてアイドルになっている人物

(評価内訳)

ビジュアル 9点 ライブ表現 11点

演劇表現 7点 バラエティ 11点

情動感染 7点

STU48 活動期間 2019年~2021年