AKB48 友達じゃないか? 評価

AKB48, 楽曲

 

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谷口めぐ Megu Taniguchiさん(@o_megu1112)がシェアした投稿

「何があったのか 見てた」

 

次から次へと絶え間なく、量産されるアイドルポップスの中から、敢えてこの楽曲を聴く必要性を感じない、という想いに至ってしまう理由は、単純にアイドルの現在が描かれていないからだろう。ノスタルジックではなくクラシックな映像世界に違和感を覚えるのは、この”アイドルの現在”を描写できていない点が原因だと考える。楽曲、映像作品、ともに倒錯している、と云える。

歌詞については、「僕」と「君」の想い出が何ひとつとして語られていない(描写されていない)点からわかる通り、これは典型的な、プラトニックな恋を描いた「詞」である。プラトニックな恋とは、行違いや反論がない恋。決して口にしてはいけない言葉を相手にぶつけてしまうような”怒り”に遭遇しない恋と云える。要は、目の前に相手が立っていない恋。そもそも、それは「片想い」とも「恋愛」ともよべない未熟な人間関係といえるが、それが恋愛感情として「僕」の内に発生している。「僕」はそのことを自覚していない。到底、恋愛とよぶにはあまりにも未熟で幼稚な「勘違い(感情)」を恋愛感情として自己の内に懐き、さらには、それを自覚しない「僕」。このような2重の矛盾を描いている。

谷口めぐのセンター楽曲ということで、個人的には、大きな期待を寄せたが、楽曲のイメージ、コンセプト、すべてに噛みあっていない。アイドルの”これまで”の物語の描写、あるいは、アイドルの”これから”の物語(胎動)を描く絶好のタイミングであったと感じるが、なかなかうまくいかないものである。

 

総合評価 45点

何とか歌になっている作品

(評価内訳)

楽曲 12点 歌詞 10点

ボーカル 6点 ライブ・映像 7点

情動感染 10点

 

歌唱メンバー:谷口めぐ小畑優奈江籠裕奈、加藤玲奈、中井りか、大西桃香、チャ―プラン、渕上 舞、川本紗矢、内山命、西村菜那子、佐々木優佳里、末永桜花、熊崎晴香、坂口渚沙、朝長美桜

作詞 : 秋元 康 作曲 : 山田智和 編曲 ::住谷翔平

 

評価点数の見方