AKB48 長谷川百々花 評判記

「飾らない、本物の美」
長谷川百々花、平成18年生、AKB48のTeam8のメンバー。
美という観点をもってAKB48に復調の兆しを見せたという一点において、記憶に新しい。乃木坂46の佐々木琴子によく似ている。生まれ持った美貌への強い自負が、少女の内に美にたいする無自覚さを育ませる。その無自覚さが、飾らない人、という印象を与え、時流に囚われない美を映し出している。AKB的ではないなにか、AKBから遠く離れた美貌の萌芽があることを認めざるをえない、そんな少女であることを、当時の作り手もまた見抜いていたようではある。地上波放送の音楽番組で『フライングゲット』のセンターに大抜擢された、カメラの前で歌い踊る長谷川の輝く美貌を目の当たりにしたファンは、次の時代を担う主人公登場への予感に、胸を高鳴らせた。
大和田南那以降、AKB48において美の逸材と真に呼べるメンバーはこの長谷川百々花と矢作萌夏くらいだろう。だが、矢作同様に長谷川もまた、アイドルからの急転直下の卒業・辞退を報告している。
卒業(活動辞退)後は、役者への道にチャレンジしている。
総合評価 55点
問題なくアイドルと呼べる人物
(評価内訳)
ビジュアル 14点 ライブ表現 10点
演劇表現 10点 バラエティ 8点
情動感染 13点
AKB48 活動期間 2019年~2021年