記事への感想は問い合わせフォームではなくcodocを利用しましょう!
AKB48の20周年記念を機に、かつてAKBに夢中になったアイドルファンがふたたびアイドルシーンに関心を寄せはじめた、というようなことを以前に話題に出しましたが、「アイドルの値打ち」にもそうした波が押し寄せ、様々な読者の、様々な反応を見ることができました。読者から頂戴した声を読んでいると、いちばん多かったのは、今のアイドルシーンではこれこれこういうアイドルが人気なのか、といった趣旨の感想です。たとえば小坂菜緒や森田ひかる、正源司陽子のことですね。もちろん、その逆もしかり。これは、この期間で最もアクセスが多かった記事が、つまり過去のAKBファンに最も読まれた記事が、前田敦子や大島優子をはじめとするAKBの歴代メンバーの記事ではなく、ダンスランキングだという点が影響しているんだと思います。やはりアイドルファンは、古今東西、ステージに価値を見出しているんですね。いずれにしても古きアイドルヲタクたちの現状認識に私の文章が役立ったようで、新旧のアイドルを接続する一助になれたことに評判記の書き手として大きな手応えを感じました。
とはいえ、さすがに頂戴する感想の数が多すぎて、すべてを真面目に読み通すというのは現実的になかなか億劫になってきましたので、これからは記事への感想は配信サービス・codoc(有料)を利用していただくことに決めました。感想を言うだけでお金がかかるなんてバカバカしい、というように、ある程度、高いハードルとして機能すれば良いかなと考えています。100円でもお金を出すとなると、言葉に緊張感が出るのではないでしょうか。これまでにも、すでにcodocを通じて読者のみなさんとメッセージのやりとりをしていますが、これは作家としても、またいちアイドルファンとしても、とても実りのある時間となっています。手紙を書くように、しっかりと言葉を考えて渡す、過去に自分が書いた言葉を覚えていて、それが相手にどう響いたのか想像してしまう、数は少ないけれど、そうした読者たちがいる以上、条件はフェアにすべきだと思ったわけです。

有料記事については、断続的に読者の手に取られているとのことなので、これからも定期的に書いていこうと考えています。管理人に購入履歴を見せてもらいましたが、乃木坂の記事が圧倒的らしい。やはり乃木坂の人気はすごいですね。いちばん売れなかったのが、小説の書き方うんぬんという記事。たしかに、アイドル批評サイトと言っているのに「小説の書き方」は突拍子もないですね。まあ、あれは特定の読者に向けて書いたものなので仕方ない。だからというわけではないのですが、当初は記事を書いてから有料にするかどうかを考えていたのを最近は変えて、執筆前に、有料にするかどうかを決めています。有料かどうかで記事の質が変わるのかというのも、個人的には興味がある点です。あるいは、編集者に判断を委ねるのも面白いかもしれません。
批評というのは、ではなく、批評家というのは、書けば書くほど先細りしていって、最終的には破綻するものだと思っているので、それはどの段階で訪れるのか。アイドル批評にしてみてもそうですね、どこで破綻するのかを、考えることが、今、私のもっとも強い関心です。その危うさを、楽しんでください。
2026/05/08 楠木かなえ

