NMB48 梅田彩佳 評判記
「エンドロールの長いアイドル」
梅田彩佳、昭和64年生、AKB48の第二期生であり、NMB48へ完全移籍したメンバーの一人。
組閣イベント=セカンドステージの数少ない成功者であり、エンドロールの長いアイドル。
トップクラスの表現力をもつ本格派と呼ぶべきメンバーだが、歌やダンス、演技にしても、表現力そのものに向けて賞賛を贈ると言うよりも、むしろアイドルがその表現力を身につけていく過程を紙芝居のように、困難を乗り越えていく姿のなかで描き出している点にこそ梅田彩佳の魅力がある。
デビュー当時は、用いる言葉・文章の内に詩的なこだわりをもった、夢現の境に一本線を引く少女だった。そうした少女の瑞々しさは成長するにつれて失われてしまったが、一方でアイドルの花形でもある「ダンス」に心血を注ぐことでその身内に演技の力を養い、演劇の分野で見事な飛翔を遂げることになる。その意味では、やはり音楽にロマンをもったアイドルの本格とみなすべきだろう。NMBで意欲的に新しいアイドルの相貌を描き出せたのも、踊りというアイドルの普遍の性質に、尽きない情熱を宿していたからに相違ない。
卒業後は、前評判どおり、舞台・ミュージカルを中心にその才能を伸ばしている。
総合評価 65点
アイドルとして活力を与える人物
(評価内訳)
ビジュアル 12点 ライブ表現 14点
演劇表現 15点 バラエティ 12点
情動感染 12点
AKB48~NMB48 活動期間 2006年~2016年