AKB48 森杏奈 評判記

「9期のホープ」
森杏奈、平成6年生、AKB48の第九期生。
島崎遥香、横山由依、大場美奈、森杏奈の4名が、AKB48の第二章と銘打たれた9期を代表する存在、言わばホープということになるだろうか。特に森の存在感は突出しており、キュートであり、またクールでもある優雅なビジュアルはもちろん、その華やかな笑顔の裏に内向的な部分を強く残し、それをそのまま「アイドル」として現すという意味では、今日のアイドル、たとえば西野七瀬や河田陽菜といった人気アイドルの魅力を先駆けていた。とりわけステージ上で見せる、日常の佇まいを裏切る破顔、雀躍する感性にたのんだパフォーマンスは、8期にともなう累卵の危機を乗り越えた、グループの未来を約束するだけの輝きがあったように思う。
キャリアは、思いのほか短い。恋愛スキャンダルを機に、敗残の姿をさらすことなく、活動の辞退を決めている。その点においては、たとえば大場美奈のような胆力には欠けていたのかもしれない。
総合評価 59点
問題なくアイドルと呼べる人物
(評価内訳)
ビジュアル 15点 ライブ表現 11点
演劇表現 9点 バラエティ 11点
情動感染 13点
AKB48 活動期間 2009年~2011年