乃木坂46 涙がまだ悲しみだった頃 評判記

「涙がまだ悲しみだった頃」
ミュージックビデオ、歌詞、楽曲について、
3rdシングル『走れ!Bicycle』のカップリング楽曲。アンダーメンバーで構成され、センターポジションには伊藤寧々が立つ。
女子が片思いの男子へアプローチするため全力疾走する。やや安易だが表題曲に置かれたテーマに則している。女子から男子に恋愛の矢印が向かう構図を積極的に描く、これは、ブレイクを狙う状況下にあるアイドルグループの思惟をよくあらわしている。
センターは伊藤寧々だが、映像作品で描かれた物語の主人公は齋藤飛鳥であり、彼女に対する期待感の大きさを受け取るとともに、順位闘争の前に主役から宿命的に外されてしまう少女たちの屈託も読めるため、アンダーメンバーによる楽曲としてもそれなりに体裁がとれている。川後陽菜が真正面から演技しているシーンをみれるのは貴重。
総合評価 47点
何とか歌になっている作品
(評価内訳)
楽曲 8点 歌詞 10点
ボーカル 9点 ライブ・映像 11点
情動感染 9点
歌唱メンバー:樋口日奈、伊藤寧々、齋藤飛鳥、宮澤成良、安藤美雲、畠中清羅、岩瀬佑美子、中元日芽香、和田まあや、斎藤ちはる、川村真洋、能條愛未、大和里菜、永島聖羅、衛藤美彩、川後陽菜
作詞:秋元康 作曲:内田智之 編曲:TATOO