SKE48 出口陽 評判記
「SKEらしさに芽吹く」
出口陽、昭和63年生、AKB48の第四期生であり、SKE48の第一期生。
AKB48に加入して6ヶ月後、学業を理由に活動を辞退。さらにその6ヶ月後、SKE48のオープニングメンバーの一員として再デビューする。異色の経歴をもったアイドルである。その後、SKEのメンバーとして約6年、活動しているから、夢にたいして、熱しやすく冷めやすい人、というわけでもないらしい。
歌唱力に秀でたメンバーだとされる。言葉にまっすぐに立った、仕掛けをつくらないその歌唱は、本人いわくネガティブな気性、気分の浮き沈みの激しい性格だと話すその印象とは裏腹なものである。一転、ダンスにおいては、SKEの一員にしてはかなり物足りなさが残るメンバーで、ステージ上においては、日常の場面と変わらない、風采のあがらない、印象に残らないビジュアルに終始している。この点が順位闘争での敗北を決したのかもしれない。
松村香織、金子栞との交流をとおして、一般生活者の立場に戻った、くすんだ生活の匂いをもってファンの共感を誘うなど、SKEらしさの一翼に芽吹いたメンバーでもある。
総合評価 50点
問題なくアイドルと呼べる人物
(評価内訳)
ビジュアル 7点 ライブ表現 12点
演劇表現 7点 バラエティ 12点
情動感染 12点
AKB48 活動期間 2007年~2007年
SKE48 活動期間 2008年~2014年