乃木坂46 中田花奈 評判記

乃木坂46

中田花奈(C)モデルプレス

「ナカダカナシカ」

中田花奈、平成6年生、乃木坂46の第一期生。
人間味の独特の深さ、どうしようもなさから、一部のファンに根強く支えられている。
デビュー当時は、生駒里奈、市來玲奈等と並び、秋元康の郷愁を刺激する少女の一人に数えられ、優遇された。しかしその喜びも束の間、乃木坂46はAKB48とは決定的に異なる特色をもったアイドルグループだという可能性がシーンに広がるにつれ、それに比例するように中田は序列を下げていくことになる。
特別な才能を持たないことを作り手に看破されるなか、踊りに活路を見出し没頭するも、そのどれもが独り善がりな表現でしかなく、楽曲にたいする解釈の平板さ、演技力の乏しさ、つまり秋元康の言葉の上で踊るという姿勢の弱さは目に余るものであり、事実、卒業するその日まで、脚光を浴びることはほとんどなかった。
仲間のアイドルに寄り添うことがファンの前に立ちはだかる結果につながったり、ひとりのアイドルヲタクとして、また当事者として乃木坂を熱く冷静に語ることがグループへの批判と捉えられファンに罵倒されたり、アイドルにたいする真面目さ、純粋さが裏目に出ることも多かったようだ。要するに、人間味がある、ということだけれど、人間味がありすぎて、幻想的なところが一つもなく、とてもアイドルには見えなかった。

 

総合評価 28点

推していることは秘密にしたほうが良い人物

(評価内訳)

ビジュアル 5点 ライブ表現 1点

演劇表現 2点 バラエティ 13点

情動感染 7点

乃木坂46 活動期間 2011年~2020年