NGT48 藤崎未夢 評判記

NGT48

藤崎未夢(C)モデルプレス

「端倪すべからざるアイドル」

藤崎未夢、平成12年生、NGT48のドラフト三期生。4代目センターであり、3代目キャプテン。
「山口真帆 暴行被害事件」「コロナ禍」というふたつの苦境を打開する、ファンとアイドルをもういちど笑顔のなかで再会させることを誓った『シャーベットピンク』においてセンターに選ばれた。後日、キャプテンにも就任している。その前後の事情、とりわけ研究生の立場でありながらグループの端境期を決めるであろうシングルでセンターに抜擢されたその背景から、NGT48の歴史においてもっとも作り手に忖度されたセンターであり、と同時にアイドルとしての実力をもっとも純粋に評価された、真のセンターと呼べるだろう。
藤崎未夢、高橋七実、羽切瑠菜の3名が並んだとき、将来、藤崎がセンターの座につき、キャプテンを担う姿を想像できたファンは果たしてどれだけいただろうか。しおらしさに往還したビジュアルを示しながら、一方では、グループの趨勢に左右されない胆力をそなえもつ、1期でも2期でもない存在がグループの第2世代を担うというそのダブルミーニング、アイドルの複雑な性(さが)をステージの上で、踊りをもって表現する、端倪すべからざるアイドルだということを、見抜けたファンは、どれだけいただろうか。
NGT48の第1期オーディションへ参加し、落選した少女が、やがてグループのセンターへとのぼりつめる。キャプテンを務めるまでに成長する。この点はNGT48のスクール・カラーをより濃いものにしている。

 

総合評価 64点

アイドルとして活力を与える人物

(評価内訳)

ビジュアル 13点 ライブ表現 14点

演劇表現 12点 バラエティ 12点

情動感染 13点

NGT48 活動期間 2018年~