乃木坂46 伊藤純奈 評判記
「モーメント・アイドル」
伊藤純奈、平成10年生、乃木坂46の第二期生。
モーメントなアイドル。そのビジュアルが投げる野性的なイメージ、雄々しさ荒々しさ粗暴さの働きかけなのだろうか、生来の、女性としての弱さや傷つきやすさを見落とされがちな人であり、可憐さを欠いたアイドルだとみなされ、人気を出すことに苦戦した。イメージとしては、AKB48の秋元才加に近い。数々の舞台・演劇の経験を通じ、ファンにあたえてしまった誤解を解消する点、日常の様々な場面において、不意に、刹那的に憂い顔をこぼす、艶のあるアイドルへと変貌を遂げた点などが、秋元とよく似ている。伊藤の場合、より大胆で深みのあるエロス=高貴さを日常のなかに映すという、乃木坂に愛着をもった美を提示するアイドルへと成長している。ゆえに、その「瞬間」を捕らえきることができるかどうかが伊藤純奈というアイドルに魅力を感じられるかどうかの岐路になる。
総合評価 57点
問題なくアイドルと呼べる人物
(評価内訳)
ビジュアル 13点 ライブ表現 13点
演劇表現 15点 バラエティ 8点
情動感染 8点
乃木坂46 活動期間 2013年~