AKB48 早野薫 評判記
「シャイニングガール」
早野薫、平成4年生、AKB48の第二期生。
少女には似つかわしくない妖艶さ、爛熟さをそのビジュアルにそなえた。13歳の少女にたいして、邪な欲求を抑えきれず抱いてしまう人間のその欲をみずから迎え入れるような微笑を描くアイドルで、見る者を絶えず困惑させた。こうした表現すらも、今日では社会に危惧されるものであるから、13歳の少女が大人の欲を叶え満たすという当時の光景は、ある意味では時代の一面を映し出していると云えるかもしれない。
ゴシックな風味をもったアイドルだと、換言しても良い。そのゴシック=夢を渇望することの退廃さは、卒業後、ガリンペイロの若者のごとく、ミラーボールの下で、”掴んだチャンス”を絶対に逃さないのだと『Prelude』を歌い演奏する「早乃香織」の横顔からも、うかがい知ることができる。
総合評価 56点
問題なくアイドルと呼べる人物
(評価内訳)
ビジュアル 12点 ライブ表現 13点
演劇表現 9点 バラエティ 9点
情動感染 13点
AKB48 活動期間 2006年~2009年