SKE48 古畑奈和 評価

SKE48

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貞女の標本みたいな顔をした女はどうです?」

ロマン主義的なアイドルである。泣きながら心のなかで嗤う腹黒さ、したたかさを兼ね備えている。アイドルにとっての資質という観点では、底が見えない井戸のような不気味さ、とでも喩えればよいか。
古畑奈和はSKE48の第5期生である。SKE48の5期と6期では環境に大きな隔たりがある。古畑奈和までの世代の境遇、高い卒業率を考えると、そこを生き抜き、現在もステージに立っているというのは、突き抜けてイノセント(白痴)であるか、邪智深いかのどちらかであると判断できる。

「ロンドンでは重々しくするのが肝心だとはいいましたがね、あなたのは行き過ぎですよ。ふさぎこんだ顔をするのが上品だとはいえません。つまらなそうな顔をするんですよ。ふさぎこんでいれば、なにか不満がある、なにかうまくいかなかったということになる。それでは自分が負けだということを見せるようなものです。その反対に、つまらなそうな顔をしてごらんなさい。そうすればあなたの気にいろうとして、うまくいかなかったもののほうが、負けだということになります。わかるでしょう、きみ、思い違いをすると、とんでもないことになるってことが」

(スタンダール「赤と黒」)

狡猾であることは、アイドルの権力闘争、資源の奪い合いに必要な能力である。アイドルを演りきる姿勢、という点では古畑奈和は現代アイドルで最高到達点と云える。だが、それ自体が透けて見えてしまう、というのは無用な不信感、懐疑を与える。本性が透けて見えるのに「素顔」をみせてくれる場面には何故か遭遇できない。この点が彼女とトップアイドルとを隔てる資質の差になるだろうか。しかし、それでも、アイドルとして、一定のファンを魅了し続けているという成果が彼女の物語に確実に内在するのだから、その点は看過せずに、しっかりと評価すべきだろう。

 

総合評価 64点

アイドルとして活力を与える人物

(評価内訳)

ビジュアル 14点 ライブ表現 17点

演劇表現 10点 バラエティ 7点

情動感染 16点

 

SKE48 活動期間 2011年~
引用:見出し スタンダール 赤と黒

評価更新履歴
2018/8/10 ビジュアル13→14
2018/9/28 情動感染14→16

評価点数の見方