NMB48 久代梨奈 評価

NMB48

「物語の作り方」

 

NMB48の3期生。アイドル歴7年と経験も豊富である。
ティーカップを勢いよく回すような無邪気さのつよい印象だったが、口元の大きなホクロがコケットリーやエロチシズムをハッキリと示すようになり、表情も豊かさを増し、アイドルとして、より個性的になってきた。
アイドル活動へのモチベーションも悪くない。ただし、現時点では豊穣な物語をもっているとは云えない。

アイドルのもつ物語が「いいものかどうかを確かめる方法は、スープの出来具合を見るのと同じで、とにかく口に入れてみることだ」。トップアイドルというのは、何回選抜に入ったか、何回テレビに映ったかではなく、あらゆる種類の感情を、表情を何個「くずかごに捨てたか」で決まる。

「ほかの人は気付いていなくても、本人はくずかごに放り込んだもの、つまり何を捨てて、何を残したかはちゃんとわかっている。」

(ガルシア・マルケス「物語の作り方」)

捨てることが、豊穣な物語をもつアイドルになるための一つの方法である。
アイドルとしての時間を無為に過ごし、何も残せないまま20代半ばまでグループに「居座る」アイドルも多いが、彼女たちは、つまり自分の内にあるもの全てを価値の財産と確信して、勘違いをして、それらを、その一部をくずかごの中に投げ捨てることができなかったのだ。
久代梨奈は果たして後ろに置いてあるくずかごの方へ振り向けれるのか、岐路に立たされている。

 

総合評価 61点

アイドルとして活力を与える人物

(評価内訳)

ビジュアル 13点 ライブ表現 13点

演劇表現 12点 バラエティ 13点

情動感染 10点

 

NMB48 活動期間 2011年~

評価点数の見方